CCGによる日本語文処理のモデリング

CCG(組合せ範疇文法)を使って、日本語の逐次的な文処理をモデリングした初の研究です。
(i) ある地点 (文節) の読み時間を、その時点で作ることのできるCCGの二分木の数で予測可能なこと、(ii) parsing strategyとして英語で有効だと示されているReveal operation (Stanojevic et al., 2019; 2020; 2021) が、日本語では必ずしも妥当ではない、ということを主に主張したものです。
卒論の内容だったので書けることを4ページに詰め込んだつもりだったが、そのためにわかりやすさを犠牲にしていたことがこの原稿の反省点です。