アメリカの大学院への出願について

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2025秋入学のサイクルで、アメリカの大学院の博士課程に出願しました。その記録です。

自己紹介

2025年秋からアメリカのジョージタウン大学 言語学科の博士課程の学生になります。 外国暮らしの経験はないです。 学部・修士は東大 教養学部の言語学のコースでした。

出願に際し、わからないことだらけだったので、出願体験についてここに残しておきます。

なお、出願したのは、

  • Georgetown Linguistics
  • Johns Hopkins Cognitive Science
  • Maryland Linguistics
  • MIT Brain & Cognitive Science
  • UC Irvine Language Science
  • UCLA Linguistics
  • UC San Diego Linguistics
  • Yale Linguistics

の8つです。

アメリカの大学院は、「書類審査→面接」で合否が決まるのですが、 このうち、UCI と UCLA は書類落ち、他は面接に進むも落とされ、ジョージタウンだけが合格をくれました。

なぜ出願したか

  • 修士に入ってから、何となく、同じ場所に進学するのに抵抗を感じてきたので。
    • 大学は楽しかったが、このままずっと同じところにいるとお山の大将になる気がしていました。ふわっとした理由です。
  • あとは、7月に、はじめてオランダでの認知科学の国際会議に参加し、ここで、外国のPhDの学生や著名な研究者にたくさん会ったのですが、その人たちと話すのが楽しくて、自分もこういったコミュニティに入りたいなぁと強く思うようになりました。
    • 「論文の向こう側」にしかいないと思っていた人たちが現実に存在することに気づき、日本以外の可能性、というのを意識するようになりました。

Minimum score

英語で教育を行っている大学を卒業していない場合、出願時に TOEFL や GRE の score が求められ、application form に入力する必要がありました。 大抵の大学院は、TOEFL で120点中100点です。 さらに、TOEFL は 4技能30点ずつですが、各技能ごとに minimum score がある場合もありました。 具体的な数字は、大学院の出願要件のページにはない、もしくは正確ではない場合もあり、application form のなかに書いてありました。

TOEFL の要求は、そもそも研究を英語で行うことができるのか、ということと、入学後に teaching assistant (TA) として雇用するための要件を満たしているのか、ということの確認のためのようです。

ただ、私の出願時の TOEFL の点は、 Listening 18, Reading 24, Writing 21, Speaking 17 の 81点でした。 minimum score を超えていたのは UCI だけでした。

また、GRE は受けませんでした。 Johns Hopkins では要求されていましたが、受けても点が取れるわけがなかったので、0点と記入して出願してみました。

minimum score を下回っていても、出願の際に機械的に弾かれることはないので、出願することはできます。 なお、どの大学の form にも太字で minimum score の要求が書いてあるので、常識を備えているのであれば、要件は満たしておくべきでしょう。 私の最終的な合否に TOEFL の点がどれくらい影響しているのかはわかりませんが、まあ流石に関係はある気はしました。 少なくとも面接等を経て、もっと英語が堪能じゃないと楽しくないなぁとずっと思っていました。 だが、これ以上の点数が取れなかったので仕方ないです。

出願日記

  • 5月ごろ
    • 何となく可能性を潰したくないと思い、フルブライト奨学金の予備調査に応募。
    • 正式に応募する手前に、応募資格等を確認されるもので、3-5月中に必要だった。これを逃したら正式出願ができない。
    • 所属大学や、大学院で研究したいことに関する英作文を書いて提出する。
  • 6/18
    • はじめて TOEFL を受けてみた。61/120点。その後問題集を買って訓練をして複数回受験、81点。
      • 結局この点数のまま出願に至る。
      • 受験料は1回3-4万くらい、高い。
      • 後から知ったが、各大学の application form には、「事前に連絡くれれば、TOEFLの受験料の肩代わりを検討します」という文言があった。
  • 7/1
    • フルブライト奨学金の正式応募期限。
      • 要件としては、この日までにTOEFL80以上をとっている必要があるのと、一人か二人の先生による推薦状を書いてもらう、というものだった気がする。
      • CoNLLという国際会議の期限と重なっていて、CoNLLに出せそうなネタが急に固まったのでフルブライト奨学金はあきらめた。
      • もちろん、直前に色々やろうとしていたのが問題なのであって、時間はいくらでもあったのだからもっと早くにやるべきだった。
        • 「海外大学院にいこう!」という気持ちがそこまで強くなかったので、大して頑張れなかった。
        • JASSOは95以上が必要、とかだったのでもっと無理だった。
        • だが、奨学金は頑張るべきところではあった。不合格とされたところのうち数校は、(方便なのかもしれないが)「留学生」かつ奨学金を持っていないことを理由に採用できなかった、と言われた。
          • こういった理由が書かれているメールをもらうと、後悔が止まらなくなるので、精神衛生上極めてよろしくない。避ける方法は「英語を勉強しておくこと」だった。
  • 7/24-27
    • オランダ、ロッテルダムでのCogSci(認知科学の国際会議)に参加。
      • 自分にとって初の西洋、初の海外国際会議。
      • ここで、MITのPhD学生の方に会い、その方が他の学生の方々を紹介してくださって色んな人と交流できた。アメリカのPhDの学生にたくさんあったが、その人たちと話すのが楽しくて、自分もこういったコミュニティに入りたいなぁと思った。
      • 研究ジャンキーだらけだった。
  • 夏-秋
    • 英語の勉強しないとなぁ、出願準備しないとなぁの期間。
    • 出願先を割と真剣に考え始める。
    • このころ、同時に各種奨学金の募集もたくさんあったが、採用されている人をみたらレベルが高く、やる気がしなかったので一切を諦めた。きっぱり諦めると考えないで済むので、気が楽になる。
    • 各大学院のホームページを見て、先生や学生リスト、出願要件等を眺める。
      • このとき、すでに application form は open だったが、特に登録しなかった。
      • 後になって振り返ると、これは良くなかった。というのも、出願に関する多くの情報(TOEFLの最低要件はいくらなのか、GREは必要か、Statement of Purpose に書くことへの指定、diversityやhardshipに関するエッセイなどSoP以外の要求などなど)がapplication form 内にしか載っていないことが多く、直前に慌てて準備するのは非常に大変だったしものによっては不可能だったので、絶対に避けるべき案件。最終的に submit しなくても、メアドの登録だけはして中身を見ても良いのかも。
  • 11/5
    • 出願のために、statement of purpose を書きはじめる。
      • ライバルたちは多くの人に見てもらいながら修正を重ねるものなので、どう考えてももっと早くから準備をしておくべきものだった。が、やろうやろうと思ってついぞ始められたのがこの日だったから仕方ない。
        • ほとんど手探りで書いているので、どういう書き方が良かったのかわからない。
          • 「わからない」で書いているのは最悪ではあると思う。
          • どういった研究をしてきたのか、どういった研究がしたいのか、そのためにあなた方のところで勉強・研究したい、ということを書いた。問題文には大抵「場合によっては研究以外も自身のアピールになると考えるならば書いていい」とあったが、文章力で負けそうなので研究メインで戦ってみることにした。
            • 研究押しにするのが最善手だと思ったが、研究の上位互換が同時に出願していたらすぐさま負ける戦い方ではある。他の人はどうしていたのだろう。まあ仕方ないのか。
        • ジョージタウン大学のNathan Schneider氏の記事 を参考にした。
          • 結局、この人のところに行くことになった。
      • 周囲の方々に見ていただいた。感謝。
        • ChatGPTの4oにも見ていただいた。かっこいい言葉に変えていただけるが、良し悪しの判断がつかないので、うまく使いこなせなかった。プロンプトの知識がなかった。
      • 書いたものは、連絡をいただければ共有はできます。参考になるかはわかりませんが。
  • 11月中
    • マイアミでの学会に参加。UCSDの先生に会った。
      • TOEFL の点が足りていないことを伝えると、「学科ではなく大学自体が決めたルールだったりするので、どうにもできない場合もあるかもしれないが、少なくとも学科レベルで点数を気にしている人はあまりいないからとりあえず出願したら良い」と言われた。「10校受けたら1校は受かるでしょう」とも、「とりあえずUSCDに出願したら検討することはできる」「もしダメでも visiting scholar の機会を用意できる」と言ってくださった。
      • 10校受けよう、と思った。
    • 推薦書を書いてもらうよう、お世話になっている先生方にお願いをした。常識があるのならもっとはやくお願いするもの、ということは理解はしていた。
    • 学部・修士の成績表を印刷してきたり、GPAを計算してみたり。履歴書を作ったりもした。
    • application form に実際に登録してみて、必要書類を集めたりしていた。
  • 12/1
    • 複数校が12/1(の23:59)締切だった。
    • MITのapplication formが、現地時間で12/1になった瞬間(=日本で、12/1の14時)に突然閉じた。
      • ギリギリまでessayを調整しようとしていたため、applicationを完了していなく、パニックに陥る。
      • admission committieと志望先の先生にメールをし、何とか受理してもらえないか連絡する。取り合ってもらえた。
    • TOEFLやGREのrequirementsの詳細や、そのほか用意すべき資料等については、application formを開いて初めてちゃんとわかるものが多いので、早めに開いて入力できるものについては入力しておくべき。
      • 最後のsubmitボタンを押してお金を払わない限りは期間内なら何度でも訂正可能。
      • 推薦状の依頼も、application form内から行うものだった。メールアドレスを打ち込み、form経由で各先生に執筆依頼を送る、というもの。
        • 早めにやるべきだった。
      • statement of purposeについても、application formに「ちゃんとした問題文」がそれぞれ書いてあるので、早めに開いてみておくべき。
        • これを怠っていたので、直前に初めて問題文を見て内容を慌てて書き換える必要が生まれてしまったりした。愚か。
      • 大学院によっては、さらに一般的な記述問題がたくさんあった。「diversity にはどう貢献しますか?」とかそういうもの。良い子ならば書くだろう内容を ChatGPT に教えてもらって書いた。
      • TOEFLのような test score は、点数の証明をテストの機関から大学院に送ってもらう必要があるのだが、その手続きに数日を要するので早くやっておかないといけなかった。
        • test score を送るのにも毎度数万とられる。足元を見過ぎ。
        • 各大学院の出願にも毎度数万をとられる。カードの上限にも気をつけていないといけない。
  • 12/4, 8, 13
    • 残りの大学についても出願。
    • すべてTOEFL 81で出した。
  • 12/13
    • Georgetown の先生からメールが来た。書類審査が通ったとの連絡。早くて嬉しかった。
    • zoom でラフに conversation をしましょう、とメールをいただいたので、言葉通りとって本当にラフに会話しにいったら、普通に面接だった。
      • zoomのタイトルがinterviewだったし、開始早々interviewといわれた。
      • ちゃんと準備するべきだったと猛省。
      • computational linguisticsに関わる3人の先生がいらっしゃった。
      • 日本との時差を考慮してくださっていた。こちらが23時、現地が朝9時だった。ありがたい。
    • どういう研究がしたいか、具体的なプランはあるのか、なぜgeorgetownを志望したのか、過去の研究はどうやって考えたのか、過去の研究で他に検討した方法等はあるのか、ということを聞かれた。
      • 後半については、過去の研究が指導教員ではなく自分の発想であるかを確かめられたのだと思う。
      • ここは、もっとも丁寧に過去の研究を聞かれ、最も今後の研究計画について聞かれなかった。
    • 何か聞きたいことはある?といわれたので、TOEFLの点低いけど大丈夫?というのと、なぜ私は書類を通ったの?と聞いてみた。
      • TOEFLの点はあるに越したことはないけど、TAは初年度に与えないようにはできるので、それまでに英語に慣れてくれればいい、といわれた。
      • 点数が低いことは承知の上で面接に呼んでくださっていると思われるので、わざわざこちらからTOEFLの話をする必要ないなぁと反省し、この後の面接では聞くのをやめた。
      • なぜ私?に対しては、研究テーマが近いから、興味が合致しているから、publication数(3人のなかで最も分野が遠い先生から)といわれた。
  • 12/21
    • Johns Hopkins から 2/6-7 に大学での対面面接に呼ばれた。
  • 1/3
    • Yaleからinterviewの連絡が来た。
    • 1/8に実施。夜中の3時。やってみて全然頭が働かなかったので、避けられるのなら夜中は避けるべきだと思った。
    • ちゃんとinterviewだったし、またまた準備不足。
      • 書類を通ったのは数%です。Congratulations! と言われた。ならば合格にしてくれ、と思った。
      • 研究してきて楽しいと思う瞬間はどういうときか、なぜYaleか、Yaleでは2つの分野のプロジェクトを進めるのだが何をしたいか、というものだった。
      • 終わってからPhD interviewで検索すると、こういった一般的な質問は面接であるあるの質問のようで、対策可能だったのに、ダラダラ要領を得ないことを言ってしまった。
    • SoPで言及した4人の先生のうち3人の先生によるinterviewだった。
  • 1/7
    • MITからinterviewの連絡が来た。応募のうち上位3%だったので呼びました、とのことだった。
    • 3/14,15にオンラインイベントをやるよ、その時一緒に面接もするよ、との連絡だった。
  • 1/15
    • UCSDからinterviewの連絡が来た。
  • 1/23
    • UCSDの先生と面接をした。1対1だった。
    • どういう研究をしたいのか、ということを聞かれた。
  • 1/29
    • Marylandからinterviewの連絡が来た。
  • 2/1
    • UCSDから、waitlist(補欠)に入りました、との連絡が来た。
      • UCSDの先生とは、テーマがドンピシャというわけではなかったのだが、「他の状況次第」ということで waitlist に入れてくださった。
      • また、TOEFL の点から、言語学の授業のTAはできないが、日本語の授業のTAにならねじ込めるかも、といってくださった。
    • 早いところだとこのあたりには合格通知が来るので、だんだん雲行きが怪しくなっていた。
      • 合格の場合、先生から直接メール。
      • 不合格の場合、大学公式から直接お祈りメール。時差の関係上、これが深夜に来がちなので最悪。
  • 2/4
    • Marylandの先生と面接をした。1対1だった。
    • どういう研究をしたいのか、ということを聞かれた。先生が今後数年間でやりたい研究の話を聞かせてもらい、それに対してどう思うのか聞かれた。面白かったので前向きな反応ができたし、とても手応えがあった。
    • 将来は industory に進みたいのか、academia に進みたいのか、ということについても聞かれた。
  • 2/6-7
    • Johns Hopkins 面接。ワシントンDC経由でボルチモアに行った。
      • 電車に乗って行った。冬だったので非常に寒かった。
      • 治安は悪かった。
    • あわせて15人の人がよばれていて、現地に11人の学生+4人zoomで参加していた。
    • およそ8人ほど採用する、とのこと。
      • 新人の先生がいて、1人以上は絶対にとる、ということだったので、いつもより1-2人多いっぽい。
      • ↑こういったことは大学選びにおいて大事みたいで(多くの先生は基本0-1人採用に対し、新任の先生は確実に1人、多くの場合は2人以上採用するので)、現地で会ったうち4-5人ほどはその新任の先生目当てだった(もちろん、人気分野だし、超著名な先生だというのもあるが)。
      • 結局何人採用したのかは知らない。
    • 15人の選考基準は、メインの指導教官になる、という先生がいて、さらに少なくとも一人以上別の先生から興味を示された人、だった。
    • 2月末までに結論を出す、とのこと。
    • 現地に来ていた学生は、うち9人はアメリカの大学所属だった。
      • Cognitive Science学科なので、同じく言語学系の人とは出願先が複数被ったが、まったく被ってない人も何人かいた。
      • Psychology, Computer Science, Neuroscienceなどなど。
    • 3人が学部生、8人が修士所属だった(が、日本とシステムが違うので関係なさそう、というか話を聞いてもよくわからなかった)。
    • 3-5人の先生と、順番に30分ずつくらいでinterviewをした。自分は4人の先生だった。どういう基準で選ばれているのかよくわからない。
      • 自分が面接されている、ということを忘れてしまっていた。非常に後悔している。
      • もっと自分には能力があるとアピールするべきだった。素直に、「今は次の5年でどういう研究をしたら良いかわからず迷っている」とばかり言ってしまった。意味不明。
      • ニューラルネットでのモデリング研究をしている先生の研究に、「面白いとは思うが自分は興味がない」と言ってしまった。英語力が足りず、オブラートに表現する、みたいなことができずに、思った通りのことしか言えなかった。
    • 雰囲気は良かった、し、楽しかった。
      • 先生の雰囲気がとにかく良かった。学生の方々も楽しそうだった。
      • 同世代の、これから博士に進学したい、という人たちに会えてよかった。「周りを蹴落とそう」みたいな野生スタイルではなく、純粋に交流をしようという人たちばかりだったのは意外だった。
      • Cognitive Science 学科なので、視覚・脳・ニューラルネットワークみたいなキーワードの研究をやっている人が多く、多くの人とはなんか興味が違うな、とは思ってしまった。もし入学したら、自分もLLM(大規模言語モデル)の内部分析とかをするのだろうか、それはやりたいことなのか、とか考えていた。
        • もちろん、数人、人間の文処理の人はいた。特にこの人たちに会えたのはよかった。
    • 各大学は、秋にオンラインで個別説明会的なものを催してくれているらしくて、そこに参加した、という人は多くいた。
      • おもにPhD学生が先生紹介やessayの添削てきなことをしてくれるらしい。
      • 夏あたりからformが開いている、とか。
    • 西海岸の大学院は、物価高から外国人学生を採らないつもりだ、という話を聞いた。
      • 火事がさらに追い打ちをかけたらしい。
      • UC IrvineとUCLAから連絡が来ない、という話をしたらそう言われた。
    • せっかくアメリカに行ったので、ついでに Maryland と Georgetown に立ち寄って散歩して帰った。
      • どちらも、空港までの電車で途中下車すれば行ける距離にあった。
  • 2/13
    • UCLA から、正式に不合格通知を受ける。
  • 2/15
    • Yale から、正式に不合格通知を受ける。
  • 2/19
    • UCI から、正式に不合格通知を受ける。
  • 3/13
    • Johns Hopkins から、正式に不合格通知を受ける。
  • 3/15,16
    • MIT の面接。
    • 2日かけて、1対1の面接を5人の先生と行った。
      • SoPに名前を書いた先生3人と、まったく知らない、分野が異なる先生2人だった。
        • 一応、残り2人については論文をいくつか読んでみた。読んでいたので相手の話が理解しやすかったし間がもった。
      • 今年は、1,000人ほど出願して、30人が面接に残った、とのことだった。そして、そこから15人ほどを取る、と言っていた。もう半分の15人に入ってしまった。
    • 3月からサマータイムで、時差が1時間変わっていた。これを知らなかったので、最初のイベントには遅刻したし、面接も朝の5時からになってしまったので寝ずに出ることにした。
      • 基本的には、どの先生も、どういった研究をしてきたのか、どういった研究をしたいのか、ということだった。
      • 1人の先生から、「Stanfordは受けていないのか。あなたのやりたいことはStanfordの先生のところに行ったら良い。来年受けたらいいよ」と言われた。直接「うちではありません」と言われたも等しいので悲しかった。そんな簡単に出して受かるんなら楽なもんですなあと思いました。多分この先生からの票をもらえなかった。
    • 研究については、心理実験や計算モデリングだったらどっちを主軸にしてやっていきたいのか、とか、LLM(大規模言語モデル)の研究をやったことはあるか、と聞かれた。
      • 心理言語学をするとしても、LLMを使った研究をやる学生が欲しいようだった。
  • 3/17
    • Maryland から、正式に不合格通知を受ける。
  • 3/21
    • Georgetown の先生から連絡が来た。お金を工面できさえしたら採用できるので、あと少しだけ待っててほしい、とのことだった。
  • 3/22
    • MIT から、正式に不合格通知を受ける。
  • 3/30
    • Georgetown から、正式に合格通知を受ける。
  • 4/11
    • UCSD から、正式に不合格通知を受ける。
      • UCSD の先生に Georgetown に行きます、と伝えて、waitlist からおろしてもらった。それまで一応 waitlist に入れ続けてくださっていた。感謝。

出願してよかったこと

  • 面接に進めた場合、著名な先生方と直接お話できる機会を得られます。
    • 不合格になっても、何人かの先生はメールをくださった。
    • 認識してもらえるかもしれないイベント。